昼さがりに、アフターファイブに、

* music on 30.05.2006

ジャジーでも、ジャズヒップホップでもないいだよ。ジャズなんだよ。どす黒く。1枚は、こんなどんよりした昼下がりをスムースにしてくれる、耳にながせるジャズ。そしてもう1枚は、昼、自然、などを寄せつけないアーバンでありドープなジャズ。そこに共通するものは、ヒップホップのしかもどす黒い部分を知り尽くしたヒップホップアーティストが、生バンドでジャズに向かい合っているという事。J Rawlsが生バンドでおおくりするジャズと、Thirsty Earから放たれる人気シリーズBLUE SERIES、今回Beansを招いてのドープなジャズの2枚です。

画像はなんら音には関係なくアップルソーダでも飲みながら聴いてみよっかなってだけです


ヒップホップからジャズへの答え。お礼の印として、J Rawlsがジャズバンドで。コモン、デ・ラ・ソウル、ピート・ロック、ネタのジャズナンバーはもちろん、Mitu the Beatsがブルーノートミックスで使ったボビー・ハッチャーソンやドン・エリスといった往年の直球ジャズナンバーまで、ヒップホップとジャズの融合をはかる為に、ぶっ太いナンバー集めました。ではなく、思いっきりJ Rawlsの思いがこもった15曲がずらりと並んでます。生で聴かせるJ Rawls率いるザ・ジャズバンドなわけです。ジャズのもつクールでスムースな世界をゆったり楽しめます。J Rawls / Liquid Crystal Project (P Vine) 視聴はコチラ

今回のBLUE SERIESはBeans(元ANTI POP CONSORTIUM)です。そのBLUEシリーズとは、最もとがったジャズ・レーベール「Thirsty Ear」が放つシリーズで、固定メンツはなく、そのつどのメンツでのプロジェクトによって、刺激的すぎる音をお届けするシリーズなのです。もちろんこのレーベル、EL-PやDJ SPOOKEYといったヒップホップ、エレクトロの領域も完全無視で、音楽の古くさいボーダーラインを乗り越えることでも知られるが、往年の名手なども数多く迎え入れ、ジャズ、テクノ、アンビエント、ヒップホップを完全にジャズに取り入れる感性はひたすら硬派なレーベルなのである。ジャズってそういう冒険心たっぷりの音楽だったんじゃーねーの。そのほんとうの持ち味を今また蘇らそうって事です。長くなったのだがBeansを招いての今回は、3人編成でお届けするフリーセッションです。ドラムがかっこいいドープな世界に、ときおりBeansのドープなラップがからんできます。それにしても曲名は意味不明です Beans / Only (Thirsty Ear) 視聴はコチラ